名前も知らずに、、、
2025年03月02日
「花の咲かない植物はない。人間が気付かないだけだ。」と花屋さんに言われたことがある。
9年前にいただいた花束の中にあった一枝。花瓶に入れておいた。それほど長くはもたないだろうと思っていた。しかし、何年前かは忘れたが、脇から新芽が出た。その時も、すごい、と驚いた。その新芽は順調に育ち、元からあった枝ほどの大きさにまで成長した。
そして、先月の半ば頃、ふと見ると葉と葉の間から糸のようなモノが出ている。もしかして、もしかしたら、と少しずつ伸びる様子を見ること数日。なんと、花が咲いた。
これほど嬉しいことはない。手塩にかけて育てたというほど世話をしてないが、少なくとも水が濁らないように気を付けてこまめに水を変えた。でも、まさか花まで咲かしてくれるとは、しかも、9年越しで咲くとは思いもよらないことだった。
植物の生命力の強さを称賛する。
恥ずかしながら、9年も世話しながら名前知らなかった。花屋さんに尋ねると、ドラセナ類のゴッドセフィアーナと言うそうだ。ゴッドとは、God、神の意味なのか調べてないが、何となく社務所で9年いらしたので神様のような気がしてきた。花が咲いてから、いや「花が咲いたから」が正しいかもしれない、関心度が高まり名前を調べたのが今更で申し訳ない気がした。これからどのくらい育つのか、しっかりと見守っていきたい。