「私と映画」 NPO法人アクティブシニアネットせと 水野賢治
1970年代には、洋画専門の朝日映劇、中央館、瀬戸大映、千代田東映、旧作専門の追分瀬戸シネマ5つの映画館が、瀬戸市にありました。深川館は焼失して無くなっています。 私が初めて映画館に母に連れられて鑑賞したのは、朝日映劇です。5歳の頃、ジェーン・ルイスとディーン・マーティン共演の「底抜け脱線シリーズ」です。字幕はわからなくても表情でおなかを抱えて笑った記憶があります。
私自身、アクティブシニアネットせとの活動の中で、趣味の一環として映画鑑賞会を隔月に1度、主宰しています。邦画と洋画を交互に奇数月の第2か第3日曜日に午後1時からやすらぎ会館2階視聴覚室で開催いたします。
平成20年3月、第1回目として鑑賞した『青銅の基督』は、私が小学校高学年の時、安戸の陣屋鉱山で映画の最終場面のロケがあったので、二日間処刑のシーンを見に行きました。下記の写真は、加藤兆之助商店さんが撮影されたロケ地の風景です。
小・中学校では1年に1度映画鑑賞会があり、映画館へ集団で足を運びました。「白蛇伝」「世界残酷物語」「ノンちゃん雲に乗る」「東京オリンピック」等を見ました。 夏になると市場の駐車場で野外映画会が開催されます。スクリーンの裏はどうなっているか興味本位で覗きに行きました。
高等学校では、アートシアター・ギルドの会員になり伏見の東宝会館に良く足を運びました。インド映画「大地のうた」、大島渚監督が白土三平作のアニメもとに製作した「忍者武芸帳」、ロシア革命のきっかけとなった事件をもとに製作された「戦艦ポチョムキン」など、大手映画会社が配給を見合わせるマイナーの映画を見る機会が多かったです。
高校時代1番感動したのは、大画面に映し出された「サウンド・オブ・ミュージック」。弁当持参で、1日に2回鑑賞しました。『懐かしの映画鑑賞会』第40回記念には『サウンド・オブ・ミュージック』を取り上げました。第50回には「ウェストサイド物語」を鑑賞しました。上映作品の選定は、アカデミー賞、日本アカデミー賞等受賞作品や懐かしい俳優の追悼企画を取り上げています。
3月18日に第52回は『007は二度死ぬ』を予定しています。お時間がございましたらお越しください。