私は、瀬戸市立長根小学校5年日高美月といいます。
いろいろなご縁があり、今回深川神社のホームページで紹介してもらうことになりました。今、競技かるたをやっています。「ちはやふる」というマンガやアニメ、映画のおかげで競技かるたをやる人がとても増えています。
私は、小学3年生の時に担任の先生が授業の1つとして百人一首をやってくれたのがきっかけで始めました。授業ではまったく札が取れず、くやしくてかるたが強くなりたいと思いました。でも、家には百人一首もなかったので、ひいおばあちゃんの家にあったかるたをもらいました。かるたを勉強できるところは瀬戸になかったので、豊田にある愛知県のかるた協会に入会し、今も毎週練習に通っています。写真は、第71回全国競技かるた福井大会でD3級で準優勝し、C級初段になったときのものです。とてもうれしかったです。
競技かるたは百人一首の札を使っておこなう競技です。百人一首の札には、坊主めくりで使う絵の書いてある札(読み札)と下の句だけが書いてある札(取り札)があります。取り札100枚のうちランダムに選ばれた50枚を使って二人一組で札を取り合います。各自25枚が持ち札となり読まれた札を取り合いますが、相手の持ち札を取ったり、相手が読まれた札と違う札をさわったり(お手つき)したら相手に1枚渡します。これらを繰り返し自分の持ち札が早くなくなった方が勝ちとなります。
かるたの試合は1試合、1時間から1時間半程かかり、決勝戦ともなると6試合目になったりします。気力も体力もギリギリとなりますが札を払う力強さはなくしません。競技かるたはまさに「畳の上の格闘技」です。
競技かるたは男女の区別も年齢の区別もありません。ですから自分より体格の大きい男の人や自分のお母さんと同じくらいの女の人、外国の人や自分より小さい子ともあたったりします。どんな人とでもできる。これが競技かるたの一番の魅力だと思っています。今年の全国大会では残念ながら昇段できませんでしたが、私の夢は競技かるた女性トップのクイーンになることです。そして、かるたの魅力を知ってもらって瀬戸にかるた人口を増やしていくことです。みなさん、競技かるたをやってみませんか。とても面白いですよ。