誰かが眠っていた 古墳は 私たちの へそ
時空は へその緒 古代へ通じ今につながる
そして これからも 幾千万の命の源
神社には境内中ほどに古墳がございます。昔を知る方は、古墳の上に登ったり中に入って遊んだりしては、宮司さんに叱られたとおっしゃる方も多いと思います。しかしながら、現在は樹木が生い茂り、なかなかその存在を知っていただくことができない上、周囲の瑞垣も老朽化して危険な状態になっています。
古墳の成立は六世紀頃と推測されます。太古にこの場所で暮らし、政、祭のまつりごとを行い、村社会を築いてきた人々の生きていた証は、後世の私たちの起源とも言えるでしょう。また、古墳は瀬戸市内外からお越しになる参拝者にも、やきものの街 瀬戸の地の歴史と魅力を感じていただける遺跡でもあります。そこで、『古墳は命の源』を徴標に令和を記念し古墳整備事業に取り組むことといたしました。また、当神社は、光栄なことに東京オリンピック聖火ランナーの愛知県出発地となりました。令和2年4月6日の当日は、世界的な大会に関わることにより、瀬戸にもこれまでにない多くの方々が訪れにぎわうことでしょう。今後増えると思われる参拝者の安全確保のためにも。何卒、この事業を成就させるべくあたたかいご支援と御奉賛のご協力を賜りますよう宜しくお願い申し上げます。